漆屋さん通信 その10 ― 2010年07月30日 13時21分37秒
Vol.5で”良い漆を使った漆器は持った時にフワッ...”
と書きました。
こうなる理由を漆屋さんの観点から書いてみます。
以下の内容は厳密な意味での科学的表現からズレますが、
”覚えやすくするにはこんな感じ。”
的な説明になっていますのでその様な理解の上で
以下の内容をお読み下さい。
一般的な多くの塗料は揮発成分(シンナーや水)などが
抜けて乾くものという事は皆さん良くご存知かと思います。
でも、漆はこれとは異なる乾き方をします。
漆は空気中の水分(つまり湿気)から酸素を取り込んで
(吸収して)乾燥するのです。
”ラッカーゼが酸素を取り込みウルシオールを酸化する。”
のですが、この過程を化学的には酸化重合と呼びます。
ここでは酸化重合の話は難しいので割愛しますが、
乾くという事柄にも2種類あるという事をご理解下さい。
片や抜けて乾く、片や取り込んで乾く。
この違いが出来上がりの質感に大きな違いを生むのです。
取り込んで乾く漆は当然フワッとした仕上がりになる訳です。
また、抜けて乾く塗膜が弱いのは容易に想像できますね。
* 以前配布した資料の再掲です。
と書きました。
こうなる理由を漆屋さんの観点から書いてみます。
以下の内容は厳密な意味での科学的表現からズレますが、
”覚えやすくするにはこんな感じ。”
的な説明になっていますのでその様な理解の上で
以下の内容をお読み下さい。
一般的な多くの塗料は揮発成分(シンナーや水)などが
抜けて乾くものという事は皆さん良くご存知かと思います。
でも、漆はこれとは異なる乾き方をします。
漆は空気中の水分(つまり湿気)から酸素を取り込んで
(吸収して)乾燥するのです。
”ラッカーゼが酸素を取り込みウルシオールを酸化する。”
のですが、この過程を化学的には酸化重合と呼びます。
ここでは酸化重合の話は難しいので割愛しますが、
乾くという事柄にも2種類あるという事をご理解下さい。
片や抜けて乾く、片や取り込んで乾く。
この違いが出来上がりの質感に大きな違いを生むのです。
取り込んで乾く漆は当然フワッとした仕上がりになる訳です。
また、抜けて乾く塗膜が弱いのは容易に想像できますね。
* 以前配布した資料の再掲です。
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