かぶれについての誤解2007年03月28日 11時11分11秒

最近、漆によるかぶれについてかなり誤解がある様なので
カテゴリーを作り、改めて記述してみたいと思う。

一般の方には”漆=かぶれる。”という認識がある。
この認識はほぼ正しい。
しかし、これを”漆器=かぶれる。”と認識している方がいるようで、
この認識は基本的に間違っている。

上述の”漆=かぶれる。”も”ほぼ”と書いているように
正確には正しくなくて、

  ”乾いていない漆=かぶれる。”

が正確で正しい表現となる。
逆を言うと

  ”乾いた漆=かぶれない。”

という事だ。

普通は、
  ”漆器は漆が乾いてから販売されるのでかぶれる事はまずない。”
  ”漆は乾いていない時の名称として一般的だから漆=かぶれる。と言える。”
という事になる。

ただ、漆によるかぶれは(統計学的にみて)個人差があるので詳細は
別項を参照されたい。全くかぶれない人が統計学上1割程度いるので驚きだ。